自己肯定の力

自己肯定の力は愛とか優しさとか安心感じゃない。

愛や優しさを受ければ安心できるかもしれない。
そしてそれを身近な誰かから受けられなかったとしても、神とか芸能人とかの力を借りて自分を支える術を、人は持っている。
愛=許し。愛を受けるうちに自分を許す力が湧いてくる。

でも、人であれ自分であれ、誰かに許されるのを待ってる暇がない時
今すぐ立ち上がらなければならない時
即戦力は、怒りだ。

エネルギッシュな女性作家の作品の影に感じとれたりする作者の怒りの気配とかがあまり好きではなくて、
だからこそかねがね思っていたことではあるんだけど、
無邪気になれない女の一番効率の良いエネルギー源は、怒りだと思う。

最近発見したストレスとの渡りあい方は、怒りを自覚し、開き直ること。
明らかに自分が悪かったとしても、自分は悪くないというスタンスでいること。
とにかく自己否定に向かうべきエネルギーを全部外に向けること。
自分を守るためなら、仮に誰かを憎むことも厭わないこと。
これです。

ずっと、疲れた、疲れたと思っていたけど、疲れではなくストレスだと気付いた途端にエネルギーに溢れた人みたいになった。
ので、急に運動したり、夫の協力のもと、夫の腹に枕を二重に括り付けてサンドバッグに見立て、タコ殴りにするなどの精力的な活動をする気力が湧いてきました。

自分は絶対悪くない。
許される必要すらない自分と、自分を許さない世界(架空)への怒り。
自分を否定する全てに牙を剥け。

っていう気でいるくらいが、自信のない女が仮初めでもタフな心を持つ秘訣な気がするね。
思ってるだけで、社会的に極端に態度を変えるわけではないからね。
なんか、ありがちな女性漫画のノリみたいだけどね。

自分を許さない世界は結局自分の中のものだったりもするので、
突き詰めると、積極的に自分に発破をかけるってことかも。